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どっしり構えて運営した者勝ちです。
僕が最大で単価を12倍以上にした掲載ステップについてお話しします。
広告に一切の傾斜をつけない状態からスタートさせる戦略
綺麗事に聞こえそうですが、起点になるのは徹底したユーザ目線です。
実はこの戦略、スタート地点が非常に肝心でそして鉄の意志が必要です。
具体的にお話していきましょう。
step1:サイト立ち上げ期の広告掲載
広告をランキング化しない
- 「ランキング化する」という取引カードを失わない重要要素
ランキングサイト・比較サイトが主流の今、なかなか考えられないスタンスですが、これはマストです。
何故ならば、広告主サイドに「ランキング化して欲しい」というセリフを言わせる必要があるからです。
任意のテーマに関するサイトを作り、関連するサービスをずらっと広告・非広告問わずただ並べておきましょう。
売りたいものをプッシュしない
- 短期的には魅力に思える高価格で成果ハードルの低い広告も、自らプッシュはしない
条件も良いし、売りやすそうな広告を見つけてもじっと我慢します。
ただただ並列に並べておくだけの掲載を心がけましょう。
この状態で、ひたすらにコンテンツを更新していきます。
ユーザの信頼を得て、ソーシャルメディア上で「このサイト良かったよ!」とちらほら口コミが出だすくらいが目安です。
step2:特別単価打診が来たら動く
- サイトに力が付きSEOで上位に入りだすと必ずASPから声がかかります
期間にして1年くらいの長丁場は覚悟した方が良いですが、必ずこの局面は訪れるでしょう。
ここで初めて今まで並列に掲載していた広告に傾斜をつける形の掲載が始まります。すなわち、ランキング化です。
その際も、運営者・当該カテゴリの情報発信者として厳しい目を持って広告を見てください。必ずしも1位のスペースを提供する必要はありません。
基本的に一般通念と同期したランキングにすること
このスタンスが一番大切です。
ユーザから見ても違和感がないことに加えて、1つ大きな効果があるからです。
- 業界2位以下の企業に火をつける
これが特別単価をわけのわからない額まで引き上げる効果を時に生みます。
僕の12倍の事例もそうでしたし、基本的にランキング形式での広告掲載にシフトしたあとは広告主同士のバトルが開始します。
step3:ランキングの変動を交渉材料に
- あとは広告主同士の金額の叩き合いを見つつ、運営者としてランキングに責任の心を持つだけ
ユーザが集まっているサイトで任意の商品・サービスがランキング化されるとあとはひっきりなしにその順位変動の打診が入るようになります。
そこから先は自分の目で広告を見て、ユーザを裏切ることのないようにきちんと根拠の説明できるランキングを作りを心がけるだけです。
僕個人に関して言えば、どんなに金額が魅力的であっても業界10位の商品・サービスをランキングの1位に据えるような事はしません。あくまでその場合は5位未満あたりへのランクアップで交渉したりします。
ゼロから始める広告の育て方
- 立ち上げ期は広告は絶対にランキング化しない
- ASPや広告主から単価交渉があって初めてランキング化し傾斜をつける
- 単価ありきでなく一般通念で見て根拠のたつランキングを死守する