記事の詳細
最も美しいアフィリエイトサイトとは、ユーザがコンバージョンした後に余韻すら残さないものです。
上級のアフィリエイターはコンテンツ構成から実際のWeb上の記事までチェックを欠かしません。
逆に、初級アフィリエイターほど、記事を書いてアップすることで燃え尽きる傾向があります。
一番大切なのは「ユーザから見える記事の状態」をチェックすること
アフィリエイトサイトといえど、その存在意義は任意のコンテンツにおける有益な情報発信です。
そのために記事取材から執筆まで全力で取り組むこと、それは素晴らしい姿勢です。
一方で、アフィリエイターとしてサイトを作る目的はなんでしょうか?
自分をアフィリエイターと称する以上、綺麗事は抜きにしてそれはサイトの収益化だと思います。
なればこそ、アウトプットした広告を含む記事がユーザにどう見えているか、そのチェックこそ最も重要な作業です。
システム開発の世界ではよく言われることですが、「テストとチェックが品質を決定する」実にその通りです。
非常に基本的な内容ですが、僕が記事アップ後に確認する手順をお伝えします。
本番環境チェック
- 表示の全体観と誤字脱字・行間をチェックします
エディタやCMS編集画面と実際のWeb上では当然見え方は違います。
プレビューを駆使して詳細にチェックできる人には無縁の話ですが、僕はアップ直後にチェックしています。
ブラウザもIE、Chromeでは最低限見ておいた方が良いでしょう。
IEもまだまだ根強いですし、何より広告を広告と知らない優良なユーザが多いブラウザと知れています。
デバイス別チェック
- もはやアクセスの半分はPC以外でもおかしくない昨今
アクセスに占めるモバイルデバイスの比率は日を追うごとに拡大しています。
手順は純増しますが、アップした記事をスマートフォン、タブレットで確認するのは必須と考えた方が良いです。
全てのユーザ視点を網羅するため、モバイルデバイスユーザにビューの切り替えの選択肢を与えているならばそれも含めてです。
HTMLの僅かな記載ミスは柔軟に表示される場合と修正されずに見える場合があります。
広告チェック
- アフィリエイターとしては最重要のテスト工程です。
広告リンクがきちんと遷移するか。
このチェックを怠るアフィリエイターは、そもそもアフィリエイトに取り組んでいる意味を自分で消し去っています。
記事内に張った全てのリンクが動作するのか、それがCPCの広告で無い限りは全てのパターンで表示してチェックするのが常識です。
リンク切れが見つかることもありますし、意図したページ以外に飛ぶこともあります。
ミスを起こさないのではなく、自分で発見して対処する事がとても大切です。
アフィリエイトはそれとわかってしまえば終わりになることも
- コンテンツを読み込んで興味が湧き、オススメの商品リンクを踏んだらASPの画面が出た
- オススメ商品のHTML記載をミスり、アフィリエイトURLが文字列で見えた
重ねて言いますが、アフィリエイトサイトと言えどしっかりとした情報発信の媒体です。
苦労して記事を積み上げたその存在は誰に対しても誇っても良いものです。
しかしながら、評価を決めるのはユーザ。
記事表示や広告チェックを怠った結果、上記のような事態が生じれば、利害で傾斜のついたサイトなのだと認識するユーザは必ず離れていきます。
ニーズあるユーザに情報を提供し、今あるニーズの実現のための選択肢を提案し、ユーザの納得のもとできればアフィリエイトリンク先へと遷移してコンバージョンしてもらう。
この一連の動作の間に、アフィリエイトサイトは「情報発信サイト」という顔以外を見せてはいけないのです。