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アフィリエイトサイトを構築しはじめると多くの人はビッグワードに憧れを持ちます。
「ダイエット」とか「クレジットカード」とかで1ページ目入り。
それは確かにものすごいことですが、実態はどうでしょうか?
アクセスと収益は比例しない。大切なのはコンバージョン率
僕は日次のルーチンワークでコンバージョンしたユーザの検索ワードを拾います。
一方で、そのサイトは上記に上げたようなキーワードで且つAdwordsの推奨出稿単価が1,000円ぐらいのもので1ページ目入りしている状態です。
さて、どんなキーワードでコンバージョンしているのか、パターンを挙げてみます。
1.アクティブ複合ワード
- 例えば「結婚式 準備」のように、ユーザの状態が如実に現れている複合ワード
キーワードはユーザの心理と状況をそのまま反映します。
上記のキーワードはあくまで例ですが、これは「ダイエット」の潜在ニーズが含まれたものです。
同様に、広告プログラムの多くにはその言葉や1つ上のカテゴリだけでない、今まさにそれを必要としているユーザを掘り当てるキーワードが必ず存在します。
これがアクティブ複合ワード。そこそこ競合性が薄くクロージング率がそこそこ高い入り口です。
2.ロングテールキーワード
- ユーザのニーズを非常に具体的に表すもの。「同僚 送別 プレゼント 5,000円」など
最もクロージングしやすいユーザは「今すぐユーザ」です。
そして、その多くは時間制限と戦っており、キーワードは具体化・詳細化をきわめます。
この千差万別のニーズに対して、個別に「まさにこれだ!」とユーザが膝を叩く記事の網を張ること。
これこそが今最も有効なアフィリエイトサイトの作成手法だと考えています。
1記事への入口が無限に広がるロングテールキーワード。もっとも競合性が薄いです。
3.ビッグワード
- 広告プログラムを含む「カテゴリ」そのものを表すキーワード
3番目にようやくビッグワードが出てきます。
しかしながら、ビッグワードの効果はそこまで劇的なものではありません。
論拠としては、僕のサイトがビッグワードで1ページ目入りする前後の報酬額。+20%ですせいぜいのところ。
加えて、ビッグワードからのクロージング率。流入の多さと比較して上記アクティブ複合とロングテールに比べると半分にも至らないくらいのものです。
全ては「調べ物」の観点。
大きな言葉で検索している時ほど、「今すぐ」からは遠い状態にあると見て良いのです。
更に言えば、ビッグワードで上に上がるのは結果論。
様々なアクティブ複合ワードやロングテールキーワードでサイトが強化された結果、多くのユーザから被リンクやページ滞在時間、1人あたりPVの増加という定量的な評価を得ている状態が実現され、Googleによって押し上げられくるのだと見るのが一番です。
コンバージョン率で見たキーワードのまとめ
- アクティブ複合ワード:「今すぐ」ユーザを広く拾うキーワード
- ロングテールキーワード:「今すぐ」ユーザを撃ちぬくキーワード
- ビッグワード:ユーザに評価された結果、Googleが認めたサイトが表示されるキーワード