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強いアフィリエイトサイトは逆算で成り立っているものが多いです。
ゴールとする広告があり、その広告を求めるユーザ像を定義し、そのユーザが集まるコンテンツを考える。
最近よく目にする事例からちょっと紐解いてみましょう。
「パズドラ」をテーマにしたアフィリエイトサイト
全世界で3,000万ダウンロードを達成し、長らくアプリのトップセールスの座に君臨するモンスターコンテンツ。
当然ながらここをマーケットとして見る人間も多くなります。
そこで「パズドラ情報」や「パズドラ攻略」と銘打ってかなりの数のブログ・サイトが立ち上がっているという現状があります。
それらを見ていると、1つの共通項が見えてきます。
- 無料で魔法石大量GET!
という煽りの広告の多さです。
ユーザとして見た流れ
- 1.パズドラの情報を探している
- 2.辿り着いたサイトに魔法石を無料で得る方法が書いてあった
- 3.その方法に従ってポイントサイトに登録することにした
初めは攻略情報を探して辿り着いたサイト。
そこで誰もが潜在的に持つ「課金アイテムを無料で手に入れたい」というニーズを刺激され、コンバージョンに至る流れです。
コンバージョンしたユーザはそもそもこれが広告であることに気付いていないかも知れません。
運営者の発想の流れ
- 1.ポイントサイトの広告を売りたい
- 2.コンバージョンしそうなユーザはポイントを無料で稼ぎ、何かに使いたい人間だ
- 3.換金先の候補としてアプリ課金がある、そして今一番無課金ユーザが多いアプリはパズドラだ。
運営者視点から見ると起点が「広告」であるため、3.の時点で「パズドラ」は最も有効そうな選択肢の1つに過ぎないという事がわかると思います。
広告を起点に考えると、コンテンツはターゲットユーザに対して有効なものであればいいので、正直「黒猫ウィズ」でも「ケリ姫」でもなんでもいいわけです。
結果、売り物をである「ポイントサイト」が廃止されない限りは今一番勢いのあるマーケットをコンテンツにすれば良いという戦略の型ができます。
人が集まってきてからでは非効率的
- ・売りたい広告を決める
- ・売れるユーザを定義する
- ・売れるユーザが集まる場所を作る
これを発想の流れとして癖付けするとアフィリエイトサイトを作る精度が上がっていきます。
書きたい事を書くのではなく、書くべき事を書くのがアフィリエイターとブロガーの違いと言えるでしょう。