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視点を「収益」から「ユーザ」に置くと、時にジレンマが生じます。
Web収益の仕組みに依るとこなのですが、収益を発生させるには広告ページへユーザを渡さなければなりません。

長期的に見た場合、これはリスクと捉えることもできるわけです。

全てのユーザを広告へ流すことは正解ではない

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効果的に収益を得るための手法として、ファーストビューへの広告配置があります。
マネタイズの基本でもありますし、Webの王者Googleさえも推奨する手法です。

今回は少し冷静にこの「ファーストビューへの広告配置」のメリット・デメリットを考えてみましょう。

メリット

  • ・ユニークユーザの数だけ収益の機会が広がる
  • ・とても効率的に広告クリックのCookieを残せる可能性が高い

メリットはつまり、サイトの流入したユーザの数だけ何らかの収益が得られる可能性が高いという点に集約されます。

検索して、自身のサイトを見つけて、そのファーストビューに興味を惹かれてそのまま広告へ抜ける。
これは一見とても効率的なフローに見えます。
実際、ニュース系のサイトなんかだとこの手法はとても有効だと思います。

では、このフローに潜むデメリットはどんなものが考えられるでしょうか?

デメリット

  • ・自サイトのリピーター/ファンの獲得を阻害する要素に成り得る
  • ・あとひと押しメリットを伝えればクロージングできたユーザが広告ページで離脱する可能性がある

デメリットは2つの性質を持ちます。
1つは、即座に広告ページへユーザを渡すことにより、自サイトのユーザが減ることというサイト運営面。
もう1つは、コンテンツで訴求することなくユーザが広告ページへ遷移する事による、クロージングの失敗という収益面です。

とてもシンプルに言って、初回訪問のユーザがファーストビューの広告から抜けてしまった場合、それはつまり自分の書いたコンテンツはほぼ読まれていないということになります。
なので折角の新規のユーザもリピーターになり得ないし、しかも即座にランディングページに飛ばしたため、自分が考えたクロージングのためのプッシュ情報も与えられていません。

特に扱っている広告が成果条件の少し高い・遠い広告の場合、自サイトの専門性にユーザが陶酔した状態でのクロージングフローでないと決めきれない場合が多いです。
そして、その状態に至るためには何よりも訪れたユーザに自サイトが誇る信頼記事を読んでもらわないといけません。

ということで、今回のテーマはこのように結論付けたいと思います。

ファーストビュー広告の有用性、勝ちパターン

  • ニュース系サイトで、クリック報酬型広告を掲載するケース

このケースが最もファーストビュー広告の威力が出るパターンです。
サイトのメインコンテンツはニュースであるので、見出しにあたるタイトルにある程度の価値は集約されていますし、専門的な内容を淡々とアーカイブするものでもないため、クリック報酬型以外の広告を売ろうにもテーマとの親和性が難しくなるからです。

ゆえに、得られたユーザは素早くクリック報酬型収益広告へ流す。

逆に、ニュース系サイト以外の運営者は目先の収益にユーザを渡すのか、それともリピーターになってもらうためにまずは広告でなく記事を読んでもらうことを意識するのか、こうした判断が必要になってきます。
僕は個人的にリピートユーザから信頼を得て成果報酬型広告へクロージングするため、ファーストビューの広告は控えめにするスタイルで運営しています。


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