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作ったばかりのWebサイトやブログは、砂漠の中に置かれた掲示板です。
やがては人が訪れる場所になりますが、その時を見据え、またその時を早めるためにも外界への入り口を整備しておくことが求められます。
これからのWeb構築には欠くことができないソーシャルサービス
ソーシャル系サービスに対して少し誤解している人を見ることがあります。
曰く、「集客のための手段だから強いアカウントでないと意味がない」という理解です。
誤解というか、理解の見落としがあるかと思います。
ソーシャルは確かに拡散の契機であり、集客の入り口でありますが、一方で長らくPINGだけが担ってきたWeb媒体の更新通知機能を持つ側面もあるからです。
ソーシャルサービスの機能
更新通知
自分でつぶやく、ということ。
多くのWebサイト・ブログが更新通知用のアカウントを持ちます。
Twitterしかり、FacebookでもFacebookページがそれにあたります。
これらはフォロワーやファンにダイレクトに最新情報を伝えることのみならず、最新記事に対する被リンクになるため、検索エンジンのインデックスのためのbotの回遊経路にもなります。
特に立ち上げ初期の媒体にこそ有効な手段と言えます。
ユーザ流入経路
誰かにつぶやいてもらう、ということ。
自分の記事の内容が非常に評価されたり、共感を呼んだ時。
閲覧したユーザがシェアするためのアシストをするのがサイドバーや記事内に設置したソーシャルボタンです。
速報性ある内容ならば上記の更新通知がそのまま拡散ルートに乗ることもありますが、一方で昔書いた記事がロングテールでユーザを拾い、そのユーザのソーシャルアカウントから拡散するという事態も散見されます。
運営が軌道にのり、記事のストックが増えてきた時にじわじわその効果が見えるでしょう。
最低限配備したいソーシャルサービス
更新通知機能と拡散の契機を担います。
また、ツイートがオープンであれば露出した状態のリンクとなる側面も持ちます。
Twitter同様、更新通知機能と拡散の契機です。
基本的にはクローズのため、シェアの様子は見えませんが、とにかく拡散先のアクティブユーザの多さが随一です。
はてなブックマーク
拡散の契機を担います。
セルフブックマークをすれば更新通知の位置付けにもなりますが、嫌われる傾向があるので注意しましょう。
ブックマーク数に応じて、はてブのサイトトップに張り付く事態も生じるため、TwitterやFacebookのように「インフルエンサーが記事をシェアしたか」という点に対する依存度は低いです。
Web媒体に配備すべきソーシャルのまとめ
- 1.更新を通知し、インデックスを早める側面がある
- 2.ユーザによる拡散、流入経路になる
- 3.Twitter・Facebook・はてブは絶対にボタン設置